2015年09月08日

第1回「ダンジョンにはもぐらないっ!」 byエレジア商会

なおぶ顔アイコン_小.jpgはじめまして。実はAHCのブログ、初投稿のなおぶです。
昨年から突然、創作意欲が『マシマシ油多め』になり、思い切って、2015年春の大阪ゲームマーケットに処女作「犯人はこの中にいる!」を制作し、頒布しました。(イエサブ、書泉グランデ、キウイゲームズの他、通販でも特典CD付で販売中なので、是非ともお買い求め下さい!)。





犯人はこの中にいるCM用画像.jpg

さて、自分でゲームを作ってみると、急に他の方の作品が気になり始め、東京ゲームマーケットでは、気になったゲームをたくさん買い込んでしまいました。
多分この現象は、インディーズゲームデザイナーあるあるなのではないか?と勝手に思っているのですが(笑)、折角なので、購入後、遊んでみて面白かったインディーズゲームを紹介するコーナーを作ってみることにしました。

自サークルの作品等も織り交ぜながら、今後不定期にアップしますので、お付き合いください。

◆    ◆    ◆

さて、前置きはこれくらいにして、早速作品をご紹介します。
第一回は、エレジア商会さんの「ダンジョンにはもぐらないっ!」です。

そもそも、流行りや王道のダンジョンハックではなく、商人になって、冒険者に商品を売りつけるゲームというナナメの発想が私は好きで、かつファンシーでほのぼのとした絵柄に惹かれて購入しました。

blog1-1pic.JPG

本ゲームのサイクルは、基本的に4つのフェーズから成り立っています。

@購入しに来る冒険者たちとその順番をランダムに決めるフェーズ
Aプレイヤーが、冒険者に売るための商品を入荷購入するフェーズ
B自分の商品に隠して値付するフェーズ
C値付けした商品をオープンにして、順番に冒険者が、決められた優先順位に従って購入するフェーズ


です。
1サイクル終わると、手元にはお金と売れなかった商品在庫(1金で買う安い商品は腐ってしまうという設定で持ち越せません)が残っている状態となります。そして、再度同じように4つフェーズを繰り返していきます。このサイクルを繰り返して、最終的に一定の所持金以上になったプレイヤーが優勝となります。

ゲームとして面白いと感じた所がたくさんあったので、以下箇条書きにまとめました。

・購入しに来る冒険者と他のプレイヤーが購入する商品を見比べて、自分が何を買うのか悩ましい所。
・冒険者は7名購入に来るのですが、うち最後の2名は公開されないため、その2名によって商品が高値で販売出来るかどうかが大きく明暗が分かれる所。
・情報は金なり!とお金を支払えば、その2名を確認する事が出来ますが、貴重なお金なのでどうするか悩ましい所。
・他プレイヤーの作戦を予想しながら、自分の商品に値付する所。高すぎると他プレイヤーの商品が売れてしまい、自分の商品を買ってもらえなくなります。しかし、安くしすぎると儲かりません。
・値札をつけ終わって、公開し、順番に商品を冒険者に買ってもらう中で、一喜一憂する所。
・特に見えていなかった最後の2名は、運要素も大きいので盛り上がります。


このように1サイクルを通じて、ゲームの醍醐味・面白さの基本である、選択の悩ましさ、選択の結果訪れるフラストレーションとカタルシスを存分に楽しめます。

blog1-2pic.JPG

また、デザイン面で感心した所もまとめてみました。

・商品のうち、安いものは、1サイクルで破棄しなければならず、利益は稼げる可能性が高いが売れなかった時のリスクが高いため、悩ましいという工夫されたバランスに仕上がっている点。
・同じ値段の商品だった場合、所持金の少ないプレイヤーの商品を優先させるというルールで、より逆転要素を強めたバランスにまとめられている点。
・ゲームのコツとして、カテゴリーを絞って買い占めた方が利益を得やすくなるが、かといって自分の事ばかり考えていると他プレイヤーも買い占めが出来、高利益になりやすいため、思惑を推測してうまく邪魔していかなければならない点。


そして、プレイしてみると、なんとなく商売の難しさみたいなものも学べるはずです。
競合がいる中でのプライシングの難しさや、神の見えざる手、カルテルや談合が生まれた背景なども実感出来ます。

というわけで、
「ダンジョンにはもぐらないっ!」エレジア商会
http://elegia-merchant.blog.jp/
お勧め出来るゲームです。機会があれば是非遊んでみて下さいっ!
 
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