2016年06月03日

第9回「マタドーン」byEJIN研究所

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こんばんわ、なおぶです。

先日、イエローサブマリンの試遊会に参加し「邪神がこの中にいる!」を遊んで頂きました。
結果は、6戦して人類1勝、邪神5勝と例の如く邪神にやられてしまうケースが多かったですが、試遊は若干短めに終わるようにカード枚数を調整しているため、邪神有利ではあります。にもかかわらず、ゲーム後、あの時こうしておけば勝てたかも、と思えたプレイが多かったです。

驚いたのが、なんと、アザトースを1名で呼び出すことに成功した方がいらっしゃいました。最終ターンで、私の次の手番のエンジニアが一番怪しいと思っていたため、次に怪しいと思っていた精神科医にセットされていた「輝くトラペゾヘドロン」を破壊することが出来ずに(エンジニアのスキル”修理力”は、破壊されたアイテムを手札に加えます)、一番怪しくないと思っていた刑事に「アイテム移動」でつけかえた所、なんと狂気度が80もあり、隠しセットされていたネクロノミコンと合わせ、運命札にも恵まれて最強の邪神様が、ご降臨されました。
そうです。私が悪いです。深読みした挙句、読みが完全に外れるという大失態・・・。狂気度を開けた瞬間、頭を抱えた後悔も含めて、とても楽しかったです(笑)
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本ゲームを知らない方にはチンプンカンプンな話を導入に持ってきてしまいました。申し訳ありません。本題に入ります。

今回紹介するゲームは、そのイエサブの試遊会で合間に運よく遊ぶことの出来た「マタドーン」byEJIN研究所です。
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実は、EJIN研究所さんは、私が最初に制作したカードゲーム「犯人はこの中にいる!」と同時期に「犯人は探偵の中にイる」というタイトルもろ被りのゲームを出されていたので、ぷちライバル視していたのですが、その後の拡張版の発想もやや被り(拡張版入れるとちょっと違ったゲーム性で遊べる)、さらにムムっと思っていたところ、「ヌシも悪よのう」そして今回紹介する「マタドーン」とハイペースで良質のゲームを出されていたので、さらにさらにムムムっと思ってました(笑)

出されるゲームのフレーバーのバリエーションの広さオリジナルなメカニクス売り方(コラボ戦術、イベントブースの使い方、委託店舗での販売工夫)、製造時のコスト削減の配慮等、随所に行き届いたデザイナーだと密かに感心しておりました。

と作り手を持ち上げるのはこれくらいにしておいて(笑)、肝心のゲームを簡単に紹介します。
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暴れ牛の進路を決めるタイルを裏向きにしてプレイヤーが順番に1枚ずつ設置し(最初にランダムに4枚引き、そのうち3枚をプレイします)、闘技場に置かれた他のプレイヤーの闘牛士コマを暴れ牛に引かせて殺すというゲームです。
タイルは基本的に牛の進路を設定するものなのですが、足あとタイルを使用して、自分のキャラを動かしたりも出来ます。

牛は壁にぶつかると逆に走り始めますが、2回ぶつかると反対を向いてストップします。ゲームの名前の由来が、2回ドーンとなるということでマタドーンだとのことですが、そもそも、パッと見で、その説明を受けるまではゲーム名がマタドール(闘牛士)だと思っていました。
何そのダジャレというリアクションに、デザイナーは、関西人だからと意味の分からない発言をしていました(笑)

それでは、プレイヤー視点でのゲームの面白さをまとめます。
・他プレイヤーの置く進路タイルを予想して、自分に被害が来ないで、他プレイヤーに被害が発生するように考えてタイルを置く悩ましさ。
・限られたタイルの中で、どういう順番で置くか?が悩ましい。
・思考過程で他プレイヤーに置かれたら嫌な所が分かるので、置かれてヤバいとハラハラしたり、置かれなくて良かったとほっとしたり、小さな一喜一憂を楽しめる。
・最後にタイルを一枚ずつ開いていく時のドキドキ感。
・結果として牛の進路が決まって、「うぎゃー」とか「やったー」とか楽しめる。
・予想が上手くハマってくれた時が、かなり嬉しい。違った時のフォロータイルがハマってくれると、それも嬉しい。


続いてデザイナー視点で優れていると感じられる点をまとめます。

・観客席がタイルを隠すスクリーンになっている工夫が、素晴らしい。闘技場の雰囲気を表すと同時にゲームで必要な機能を提供しているというのは、心憎い気遣い。
・最初に死んでしまったプレイヤーがつまらないといけないので、次に死んだプレイヤーが出来た場合、3位と4位を決定する小さいステージで豚に引かれるゲームで遊ぶことが出来るという心憎い気遣い。
・非常にシンプルなルールでインスト時間も非常に短く、小学生でもすぐに遊べる。

ちなみにインストとルールのシンプルさについては、デザイナーは、「一見簡単で小学生もすぐに遊べるが、思考が浅いので、大人の知恵でボコボコにして、現実を教えてやるゲームだ」とヒドイことを言っていました(笑)

ということで、大人の思考力を試され(笑)、牛に引かれて悔しい、牛で引いて嬉しい素敵なゲームです! 是非遊んでみて下さい!