2016年03月14日

クトゥルフっぽい物について話します(後編)

おっさん顔アイコン_小.jpgまいど。まだ首の治療中の日陰です。
長引いてます。

さて「クトゥルフっぽい物」の話の続き。

現在「クトゥルフって何?」と質問しると、ある程度知ってる人達からは「ラヴクラフトが書いたコズミックホラーでねぇ」と得意げに語ってくれるでしょうが。
まず「コズミックホラー」というのは、ダーレスという別の作家た付け足した設定によるものであり、本来のラヴクラフトが書いた物とはチョット違うという話を前回しました。
じゃ、結局「クトゥルフ神話って何?」と言う話。
そこで前回も上げたキーワード「得体の知れない物」

宇宙からの来訪者や、異次元の世界の怪物、人類誕生以前から地球に生息する生物等々、色々ありますが、一貫して言える事は「幽霊ではない」と言うこと。
死者の怨念や、人間の復讐、快楽殺人などとは異なり、人類が知り得ない、「何」と言えない「何か」が、本来のラヴクラフトの提唱したホラーであり、その「入り口」として
黒魔術や、SF的な異次元の入り口、宇宙などが存在しているのでは、と思います。

例えば「黒魔術」
悪魔や神と交信し、様々な欲望を現実化する……という体の術。
あるいは、ある種の信仰に基づく「祈祷」等の「祭事」

これらに、現実的に効果があったとしましょう。
では、その効果を及ぼしている「神」や「悪魔」とは何か?
もしくは、ある神話の中の存在を裏付けるような物、現象が起きたとき、その神は、人が考えるような神なのか?

人が崇める神の姿は、結局人が考えた姿をした神です。
しかし、その神と呼ばれるような「何か」が現存した場合、ソレは本当の所何なのか?

私が作ったリプレイ「パーントゥの森
このパーントゥは、最近になって結構有名になった、実際に行われているお祭りの神様です。
詳細は調べて頂くとして。
この奇妙なお祭りの神様。

実際の所、何でしょう?

自然に対する恐れから発達した宗教や、人がモラルを守るために、その監視者として設定された神様などは、人の想像から誕生したと考える事が可能(方々から怒られそうだなw;)ですが、世界にはこの手の「逸話の中から生まれた神様」が存在します。
この逸話が、ただの想像ではなく実際に起きた事象を伝えていたとしたら、そこに登場する、後に「神」と崇められる物は一体何なのか?
この答えの出ない「何か」に、クトゥルフ神話的な恐怖感があります。
宇宙、異次元、太古の世界などは後付けに過ぎず、有る特定の名詞を試用すればラヴクラフトの世界を表現している、と言うことでは無いと思います。
ディープワンとかニャルラロホテトプとか使えば、分りやすいですけどね。
他に無いから。
ただ、幽霊や呪いを使った、所謂「怪談」との違いを考えれば、そういったクトゥルフ神話TRPGルールブックやサプリメント以外から、幾らでも「クトゥルフ神話の怪物」を練り上げて行く事が出来ます。

貴方の身近な場所、物、人に、「得体の知れない物の存在」は感じませんか?

そこにシナリオのネタはあります。

次回は「実際にクトゥルフのシナリオを考えて見る」と題し、本当に一本シナリオを考えて見ましょう。
自身のシナリオ製作の違いを比較してみたり、まだ自分でシナリオを作った事が無い人は参考にしてみるなどしてみて下さい。



posted by AHC at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日陰の世界